・ヴァージンオーストラリアって破綻するの?
と疑問を抱えている方の悩みが解決できる記事となっています。
私自身もオーストラリアでワーホリをしている時にお世話になった航空会社なので、とても複雑な気分です。
本記事のブログを読むことで、ヴァージン・オーストラリアついて理解することができます。
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目次
ヴァージン・オーストラリア航空がコロナの影響で経営破綻
2020年4月20日にオーストラリアの複数のメディアがヴァージン・オーストラリアが事実上経営破綻し、破産手続きに入ると伝えています。
理由としては、コロナウイルスによる旅行や出張等の需要減により国際線を全線運休、更に国際線も9割減らしており経営難が更に悪化したとみられています。
コロナウイルスが蔓延する前の2019年以前も既に業績悪化が止まらず、2019年6月来には3億1500万ドルの赤字を出しており、7期連続の赤字となっていました。
現在は50億ドルの借金を抱えており、政府へ14憶ドルの支援を要請していましたがモリソン政府は14憶ドルの支援を拒否する結果となっています。
なお、ヴァージン・オーストラリアは20日に任意管理手続き(日本の民事再生手続及び会社更生手続に相当する再生型手続き)の申請を求ており、早ければ21日に破綻が確定します。
ヴァージン・オーストラリアの経営破綻で1万人の雇用が失われる
経営破綻が確定することで、ヴァージンオーストラリアの従業員数約1万人が職を失うことになります。
また、残された航空機に関しては現在130機保有していますが、これらは既に航空チケットを保有している顧客への資金に充てられるとみられています。(現在の顧客のチケット費用は12億ドルに上る)
ヴァージン・オーストラリア(Virgin Australia)はどんな航空会社?
ヴァージン・オーストラリア航空はオーストラリアでカンタス航空に次いで2番目に大きい航空会社です。
オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンの本社を持つLCCで、2000年8月にブリスベン-シドニー間が最初のフライトです。(当時の名前はヴァージン・ブルー)
2020年4月現在はブリスベンを拠点とし、キャンベラ国際空港(首都)、キングスフォード・スミス空港(シドニー)、メルボルン空港、パース空港等、国内の主要42カ所の都市を結んでいます。
また、国際線ではシンガポール、インドネシア、アラブ首長国連邦、ニュージーランド、フィジーを結んでいる。日本へはシンガポール航空とのコードシェア便(複数の航空会社で1つの飛行機)で成田空港や羽田空港含む5カ所と結んでいます。コロナの影響が無ければ、2020年3月にブリスベン-羽田の直行便も予定されていましたが、実現には至りませんでした。
2020年3月にはコロナの影響でイギリスの地域航空フライビーが経営破綻
2020年3月にはイギリスのフライビーが倒産しています。
フライビーは200以上の路線を運航しており、年間の利用者は800万人の地域航空会社です。
2020年1月には既に業績が悪かったものの、イギリス政府が株主と救済の方針で合意をしており緊急融資や航空旅客税の猶予などが検討されていました。
しかし、2月下旬からイタリアを始め欧州各地でコロナウイルスが蔓延し、旅行や出張者の激減が最終的な打撃となり経営破綻しています。
まとめ:【経営破綻】ヴァージン・オーストラリア航空【コロナ影響】
今後も移動制限が続けば航空会社の倒産は今後も続きそうですね。
最近ですとANAは2万人を休業としてますし長引けば給与の補填もかなり厳しくなってくるかと思います。
また、中小では日本にも多くのLCCがありますし、アジア内にも中国に依存しているLCCの航空会社は多いので倒産情報の動向には注意していきたいですね。